エリアビイ ニュースレター

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エリアビイ ニュースレター No.1

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■□■  エリアビイ ニュースレター No.1□■□       2008/6/24
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お客様各位

こんにちは。エリアビイジャパン代表の鈴木です。

前回のメールマガジンから時間が空いてしまい申し訳ありません。今回から鈴木が筆を取り皆様に当社、及び当社製品に関連する情報を発信していきたいと考えています。

いよいよ梅雨に入りました。夏を前にしてジメジメとした季節ですが、みなさんどうお過ごしでしょうか。この梅雨空を吹き飛ばすよう馬力をあげて頑張りたいと考えますので、ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。


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■セキュリティ基盤?SWANStor(スワンストア)って、そもそも何?■
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リーフレットの刷新に伴い、今更ですが最近このテーマをよく考えます。

SWANStorのSWANはSecure Wide Area Network(セキュアワイドエリアネットワーク)の略です。開発を開始した2001年、2002年は「ユビキタス」という言葉が流行っていて、「いつでも、どこでも、どんなデバイスからでも社内リソースにアクセスできま
す」というような事を私も言ってました。

今振り返ると抽象的で良く分からないメッセージですが、当時はSSL−VPNの分野が注目されていた時代でしたので、そういったメッセージに対してもお問い合わせをいただき、幸いにもお客様事例も増えていったわけですが、たとえメッセージが適切であったとしても、いつまでも同じ言い方・売り方で良いかと言うとそうではありません。

ハードウェアシンクライアントは良い例で「組織全体としてディスク容量が小さくできる」という90年代のセールス文句も、ディスクの容量がタダのような現在においては同じような技術でも情報漏えい防止というセキュリティという目的に変わってます。

このように時代の変化と共に同じ技術でも時折焼きなおしてメッセージを変化させて行く必要がSWANStorにもあるのですが、同時にITセキュリティの分野もお客様の経験やリテラシーがドンドンとあがっていて、自身のご用件をちゃんと理解されていて、1つの製品では全ての要件を満たすことは出来ないというのも事実として存在します。

というような諸々のことを加味してイザSWANStorという物に向き合った時、SWANStorには次のような特徴があります。

・SWANStorを利用すればセキュアな通信インフラを簡単に低コストで構築できる。
・SWANStorは様々なアクセス端末、アプリ、認証システムに対応するミドルウェア。
・予算やセキュリティポリシーにあわせて導入オプションを決められる。

SWANStorは様々なアプリケーションや携帯電話のような通信基盤に対応していますが、様々な認証方式対応し、独自のセキュリティオプションも提供しています。

例えば、セコムトラストシステムズ社のご協力いただいている、SWANPassportというオプションや、セキュアなアクセス基盤としてシンクライアントオプションも提供しています。

SWANStorという物の上に、ブロックを組み立てる要領でご要件にあわせたセキュリティ機能を追加いただける。

それが、「セキュアなネットワーク環境を構築する基盤」としてのSWANStorであって、それを意識してお客様にご提案するようにしています。

このニュースレターでも相性の良い製品技術を順次ご紹介していこうと考えてます。


鈴木 一成

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■ SWANStorと動作するホットなアプリ ■
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私たちは日々様々なISVさんとお会いをしていますが、その中でもSWANStorと相性が良い製品をご紹介いたします。


★ 株式会社アイディーエス MITS OTP ★
製品URL: http://www.ids.co.jp/product/OTP/index.html

携帯電話を利用したワンタイムパスワードの技術です。
SWANStorとも動作し、導入実績も存在します。

横河電機社のセキュアチケットの置き換えのソリューションとしても当社の製品を展
開されています。

参考URL ▼▼
http://www.ids.co.jp/product/OTP/promotion2.html


★ 株式会社 鉄飛テクノロジー FileBlog ★
ウェブベースのインターフェイスを持つ社内ファイルを検索したり、共有したりするアプリケーションです。SWANStorのユーザ様とも相性が良く、ご紹介をすると「面白い。便利そうだ」と評判です。

製品URL: http://www.teppi.com/fileblog/product.htm


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■ お知らせ ■
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★ 多年度の保守契約 ★

ご案内が不足しているのかもしれませんが、SWANStorは単年度でも多年度で保守サポートの契約ができます。

http://www.areabe.com/jp/download/pdf/support_y_20080306.pdf

3年、5年という長期でご契約いただくとお安くなりますので、ご検討、ご提案いただきますようお願いいたします。

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■ エリアビイ サンノゼ支局から Vol.6
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みなさまご無沙汰しておりました。約半年振りのご挨拶となりました。

前回は、サンクスギビングセールの売れ行きや景気の行方はどうなるのでしょうというお話をしました。サンクスギビングからクリスマスにかけての年末商戦は、どうもよかったところと思わしくなかったところの明暗が分かれたようですが、全体としてはまあまあだったようです。

しかし、その後経済状況は大きく変化しました。ドル安が急速に進むとともにガソリン価格が急騰しました。ドル相場は若干落ち着きを見せているようですが、ここ最近のガソリン価格の上昇はとどまるところを知らないといった感じで、シリコンバレーではガロンが4ドルを越え、4ドル30セントから40セントで取引されています。

ここまでガソリンが高騰しても車社会のアメリカです、車を利用せざるを得ないわけですが、たとえば新車に買い換える際にはちょっと高くても燃費のいい日本車を選ぶとか、トヨタやホンダのハイブリッド車を選ぶとか、そうした傾向が顕著に出ているようです。これに対抗してクライスラー社は、新車購入者に3年間ガソリンを2ドル99セントで購入できるガソリンカードをつけて販売するというキャンペーンを展開していましたが、これで結構売り上げを伸ばすことができたようです。もっともガソリン価格があがればあがるほどクライスラー社の利益は減少するわけで、それにキャンペーン期間が終了するとともに元の売り上げ低迷状態に戻ってしまったということで、結局日本メーカーの一人勝ち状態のようです。先日はGMが4工場の閉鎖を伴う大規模なリストラ策を発表していましたが、アメリカの自動車産業をとりまく環境はかなり厳しいものがあるようです。日本人としては日本のメーカーが認められ、巷にあふれるというのはとても誇りに感じるのですが、自動車産業はなんといってもアメリカの主要産業です。ビッグ3の不調がアメリカの経済に悪影響を及ぼしたり、あるいは昔のように日本バッシングが起きたりしないかと心配で、なんとも痛し痒しといったところです。

一方、車の利用を控える人も増えてきているようです。バートやカルトレインといった汽車や、バスなどの公共交通機関を利用する人も増えているようです。ただ、アメリカではこういった公共交通網が必ずしも十分には整備されていないため、普段の通勤は自家用車に頼らざるを得ないという人は多いようです。

そうした中、先日地元のローカルニュースでは、「カジュアルカープール」の話題を取り上げていました。お友達やご近所さんと示し合わせ1台の車に同乗して、一緒に目的地あるいはその近くまで行くというのが普通のカープールですが、「カジュアル
カープール」というのは見ず知らずの人が決まった場所で落ち合ってカープールするのをいうのだそうです。見ず知らずの人がどうやって落ち合うのかというと、インターネットにそういう示し合わせるサイトというのがあって、それでお互い事前にやりとりをするのだそうです。また、「カジュアルカープール」の集合場所というのがいくつかあって、こうした場所で気軽に声を掛け合って車に乗せていく、そういう場合もあるそうです。

こうしたカープールのやり方は実は以前からあったそうなのですが、ここ最近その利用者が増えているとそのニュースは伝えていました。興味深かったのは「カジュアルカープール」の暗黙のルールというのを紹介していたことで、例えば、「金銭の授受
は行わない」とか「むやみにドライバーに話しかけない」とか「車内でかける音楽は、ジャズかクラシックにする」なのだそうです。まあ見ず知らずの人たちが同乗していくわけですから、トラブルの元になるようなことは避けましょう、ということのようです。

ところで「金銭の授受は行わない」というのは、ガソリン代の折半も普通はしないのだそうです。これで運転手には何かメリットがあるのかなと思いますが、実はいろいろと得することもあるようです。

ひとつには、主要な道路のカープールレーンを走れるということです。
通勤時間帯の高速道路は大渋滞で、まるで日本の首都高を通っているような感じなのですが、そんな中でも一番内側の一レーンだけ車がスムーズに走っていることがあります。一人以上の同乗者がいる場合だけ走れるカープールレーンです。4車線もあるような広い高速道路でも時として止まってしまうような渋滞の中、カープールレーンだけはスムーズに流れていたりするのです。このレーンが使えれば目的地までの到着時間を大幅に短縮できます。

高速道路の入り口には信号がついていて入流量規制を行っているのですが、ここにもカープールレーンがあって信号が優先的に青に変わるので、ここでもスムーズに高速道路に乗ることができます。

また、サンフランシスコの東方や北方の周辺地域から市内に入るにはサンフランシスコ湾にかかる有料の橋を渡らなければならないのですが、2人以上の同乗者がいる車では通行料が無料になることがあります。

一方、カープールレーンを同乗者なしで通行すると警察に捕まって、$341の罰金を科せられます。日本からこられて車を運転するような場合には、こっちのレーンは空いているからと不用意に通らないように注意してくださいね。

ではまた、次回まで

池田 貴志

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私がカリフォルニアのバークレー(サンフランシスコのお隣です)で生活をし始めた90年代初頭にはすでにベイブリッジを渡るための「カジュアルカープール」がありました。バス停でバスを待っていると車が目の前で停車し「サンフランシスコに行くんだけど、乗っていかないか?」と見ず知らずの人に話しかけられたことを思いだします。

日本の感覚から言うと、あぶないですよね。

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エリアビイジャパン株式会社
代表取締役社長
鈴木 一成